森で働く大人の島留学生の1日
参画者の声
- 2024年度
- 大人の島留学
- 滞在中
- I
- 28歳(取材当時)
大人の島留学に参画した理由
休日は山登りでリフレッシュするなどアウトドアが好きで、自然と触れ合う暮らしに興味がありました。 また、地元兵庫県で隠岐島前高校の取り組みを聞いて、エネルギーのある島だということを知りました。 そういう環境で新しいことに挑戦したいと思って参画を決めました。
出勤日の一日の流れ
6:30 起床
町内放送で目覚めつつ、のんびりしながら7:00に起床。朝ごはんはゆっくりで20~30分かけて食べます。
8:00 出勤
日によって業務が異なりますが、 この日は山の景色を眺めながらe-bikeで30分かけてさくらの家に出勤です。
9:00 午前の仕事
ラジオ体操から始まります。体をあたためたら、山にむけて車で移動。道なき道をかきわけてクロモジの枝や葉を採取します。虫対策で長袖は必須です。水分補給もこまめにとりながら枝の成長を妨げないように丁寧に袋がいっぱいになるまで採取していきます。
12:00 お昼休憩
車のなかで田んぼや山を眺めながら昼食です。毎日お弁当をつくって食べています。
13:00 午後の仕事
ロープをはって午前中に採取したクロモジの葉を干す作業。さくらの家の方と一緒にマスクと白衣を身に着けて枝や葉の選別作業をしています。音楽を聴いたり、みんなでお喋りをしながらの作業が楽しいです。
18:00 夕方
夕陽や山をみながら田んぼ道をゆっくりe-bikeで帰ります。夕飯は地元の人のもらいものやシェアメイトが釣ってきた魚をさばいてシェアメイトのみんなでわいわいしながら食べています。
23:00 就寝
部屋に戻ったらドラマや本を鑑賞しながらゆっくりしています。気づいたら寝落ちしていることも。
休日の過ごし方
8:00 午前中
今日は神社清掃の日。起床して朝食を食べたら神社へ。 地域の方と休憩をはさみながら2時間かけて神社をきれいにします。 清掃後はパンをもらって地元の方と軽く談笑します。 この日は暑く、シェアメイト4人で家の前の海へダイブ。 島の自然で暑さを吹き飛ばしました。
12:00 お昼休憩
シェアハウスでみんなと話しながら隣のお家で採れた ミョウガといっしょにそうめんをすすります。
13:00 午後
午後は午前中の疲れを癒すためにお昼寝タイム。 夕方涼しくなる頃には、我が家の畑を耕したり水やりをしています。 隣のおばちゃんに声をかけられて一緒にお茶をしながらお喋りして過ごすこともあります。
19:00 夕食
シェアメイトがおいしい夜ご飯をつくってくれました。 みんなでお喋りしながら団らんの時間を楽しみます。
23:00 就寝
最近ウクレレを買いました。YouTubeをみながら練習をしたりのんびり過ごした後に寝ます。
1問1答
来島前の職業は?
医療事務です。
来島の決め手は?
シェアハウスや仕事のマッチングなど、暮らしの面でのサポートが整っていて挑戦しやすい環境であることが応募する決め手になりました。 同じ世代の人がいるところも心強かったです。 海が好きなので、海があるところにも惹かれました。
実際に参画してみてどうですか?
来島当初はコンビニもなく不安でしたが、思ったよりも不便じゃなくて暮らしやすかったです。 私は20代後半の年齢層なので、正直「ノリが若いのかな?」と思いながらドキドキしていましたが、ひとりひとり考えを持っていて大人なひとたちばかりで安心しました。
お仕事はどうですか?
想像以上に自由度が高いです。 自分たち次第でやりたい方向性を決められるので、 大変な時もありますが達成したときのやりがいも大きいです。 島の人たちとの関係性づくりが基盤に合って、 自分たちの仕事にも直結してくるので島でのご縁を大切に働いています。
暮らしの面は?
シェアハウスが海の目の前で住んでいる地区はこじんまりとしていて、 地域の人とのコミュニケーションが程よい距離感でとれて居心地がいいです。 夜にはイカ釣りにつれて行ってもらったり、お裾分けをいただくこともあります。
暮らしの面は?
季節を感じ取って過ごせるようになりました。 育つ野菜やクロモジの収穫の仕方も季節に応じて異なるため、季節に合った生活ができていることが楽しいです。 また、もともとあまり社交的な性格ではないので、都会にいた頃はあまり前には行けませんでした。 一方で、島ではイベントごとがたくさんあるため、前に出る機会も増えて以前より社交的になれた気がします。