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2021.08.10

島体験日記#63 「想像が及んでいないということを自覚していたい」

こんにちは。島体験生の佐藤です。

7月から岩ガキ「春香」の生産現場で働いています。
毎日毎日、少しずつ岩ガキについての新しい発見があり面白いです。

 

生産現場で働きはじめてから岩ガキに対しての認識が少しずつ変化してきています。

 

今まで僕にとって、岩ガキは岩ガキでしかありませんでした(下の写真にあるような)。

 

食べごろになった状態しか見たことがなかったので、それが海でどんな姿で成長しているのか、養殖現場でどんなことが行われているのか知る由もありませんでした。

ましてや野菜などの作物と同じように岩ガキにも「種苗」という言葉があるなんてことも!


実際の、現場の作業は想像以上に地味です。自然相手の仕事なので時間もかかります。

野菜や稲は季節ごとにどんどん変化して成長していきますが、岩牡蠣は出荷までに3年もかかります。動物のように声もあげてくれません。

 

それでも僕らの元に届くまでには、生産者の思いや地道な積み重ねと努力があること、生物の営みがあることを知ると、岩ガキが尊いものだと感じます。

 

僕らは普段、食べ物を購入するときに考えるのは味と値段くらいで、そこに届くまでのプロセスを想像するのはなかなか難しいです。
(自分が生産に関わったことのある物ならまだしも、そうでない物は尚更です。)

だからこそ、こういう経験をできることはありがたいし、色んなことを考えさせられます。


おそらく、普段の買い物で、手にする食材ひとつひとつ全てに、その裏側まで想像することはできません。

 

ただ、想像力が及んでいないことを自覚していれば、ふとした時に考えるきっかけになると思います。

 

食べ物が食べ物として、僕たち消費者に届くまでには、作り手と生き物との自然の営みがあり、届けてくれる人がいるということを。


島での体験が日常の生活を考える糧となっています。

 

 

 

 

 

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