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2022.03.07

島体験日記#176 「食と欲。そして命」

こんにちは。大芦です。
先日リビングのカレンダーがいつの間にお牛さんの美尻からみずみずしい春キャベツに変わっていて震えました。3月ですね。

雪解けて春の息吹を感じることが嬉しいような、切ないような。複雑な気持ちです。

 

 

春のメニューになりました。

島体験日記も残すところあと一回となりました。
𝘛𝘪𝘮𝘦 𝘧𝘭𝘪𝘦𝘴 𝘭𝘪𝘬𝘦 𝘢𝘯 𝘢𝘳𝘳𝘰𝘸 すぎ……
とはいえ毎日が薄いわけでは全くなく。
ジャネーの法則が頭をよぎるようになったここ数年ですが、海士町ではあっという間のようで1日1日が特濃な摩訶不思議な日々を過ごしています。

 

 

たぶん5月-岩牡蠣ぐらい。濃い。

厳しい寒さに凍えながら、柔らかな日差しを浴びたい一心で「未来」のことばかりを考えていた来島時。
「終わり」を意識しはじめた途端、感傷的になることが増えてきました。不思議。

 

それでもやりたいことが止めどなく溢れてくる状況に、体力の限界を感じながらも幸せを噛み締めています。
最近はさらに「やりたいな〜……やっちゃう?!」が加速中。
自分ひとりじゃ絶対にやらないようなことも、離島という特殊な環境×24時間を共に過ごす同志の相乗効果で気付いたらもうすでに始まっています。
今のところ怖いものなし。

 

何よりあのキラキラ輝く期待に満ちた眼差し(とちょっぴり悪いことを考えている顔)にとことん弱いのです。かわいいナァ。

 

 

最近のお気に入りの一枚。

 

なんの写真かはご想像にお任せ。

〜本題〜
前回「恋焦がれた海での釣り」と書きましたが、
カワイイ子との出逢いがありました。

 

 

小さいけれど、確かな命。

釣る行為自体ではなく、大自然と自分を対比し己のちっぽけさを実感したり、揺らめく水面をぼんやり見つめながら悠遠の太古に思いを馳せたり、隣で海と向き合いながら黄昏れる友人の横顔を眺めたり。
釣りという行為に付随するそんな時間が愛しいなぁと感じた出来事でした。
(釣れなかった言い訳ではないです、決して…!)

 

 

そんなわけで何のお土産もなしにお家に帰ったら、ビチビチ跳ねるカサゴと一生分のワカメをみんなが持って帰ってきたのはまた別のお話。
野津邸大調理大会も愛しかったな、好。

 

カサゴの胃の中にさっき食べたエビが入っているのを見て、生きる=食べるであることがストンと腑に落ちた解体中。
自分の手で命をいただく瞬間は何度経験しても慣れませんが、美味しく煮付けてありがたく胃袋に仕舞いました。
絶え間なく流れる生命のサイクルに自分も組み込まれて、命は繋がっていくことを実感した日。

 

 

圧倒的命。感謝。

追記、長くなる説あるのでこちらを本題にしてみました。

海士町を離れるまでに「知夫村に行きたい」や「みんなで打ち上げやりたい」など願望は底を尽きませんが、あえて書くならこうかな。

「みんなとの時間を大切に過ごす」
「島暮らしを最後まで堪能する」

 

抽象的ではありますが、ギュギュッと詰めこみました。解釈は自分次第。

 

それでは次号、最終回で。

 

 

 

 

 

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