logo

トピックス

2021.06.11

大人の島留学日記#110 「牛ちゃん、わたし本当はね…」

みなさん、こんにちは!最近暑くなってきましたね。毎日のアイスがとにかく止まりません。渡部胡春、3回目の投稿です!

 

食べること寝ること喋ることが大好き、あと最近は、少しだけ釣りの面白さがわかるようになってきた島暮らし3ヶ月目の今日この頃です。

 

 

 

突然ですがみなさんは、

 

「あ、自分の人生ここで終わるかもしれない…」

 

と感じたことはありますか。できれば感じたくないあの黒々としたなんとも言えない感情……

 

今回は極度のビビり(怖がりの極み)の私に起きた、衝撃のビビり体験(ある意味最高の贅沢体験)をおすそ分けしたいと思います!

 

 

 

舞台はジ〇リ顔負けの、かの有名な絶景がみえる観光名所。

 

その絶景スポットでは、たくさんの牛や馬が野生そのままに放牧されています。

 

どこまでも広がる海、青い空、そこでのんびり暮らす動物たち。

 

「ぜっっっっったいきれいじゃん」

 

正直、かなり期待していました。生で見たいのでSNSでの事前リサーチを控える程の期待です。

 

 

そしていざ待ちに待った当日。駐車場に車を止めて、友人と放牧地帯に足を踏み入れました。

 

 

…………あれ。

 

 

さっきまでお天気がよかったのに、突然霧が立ち込めてくるではありませんか。

 

しばらく歩いて後ろを振り返ると駐車場も見えなくなるレベルの霧です。

 

白くて少し霞んだ視界に牛と馬が見えます。霧と相まってなんだか神秘的。そして霧が出てきたことにより増す「人間が足を踏み入れてはいけない」感(あくまでも個人の感想です)。

 

 

 

でもせっかくここまで来たし……ゴール地点(本来であれば絶景が拝めるスポット)まで歩を進めました。

 

噂どおり、そこには牛と馬がたくさんいてみんなのびのびと暮らしていました。が、とにかく霧で全体的に白っぽい。

 

 

そしてついにゴール地点!!となりかけた時、目の前にはラスボス感満載の牛様。

 

雌牛で、ゆったりとした足取りで歩きながらも遠くを眺める姿が印象的な牛でした。

 

友人とベンチに座って、少し遠くからその牛を眺めていました。

 

すると、くるり。

 

進行方向をこちらに変えた牛がゆっくり、ゆっくりと私たちに近づいてきたんです。

 

目はくりくり(ずっと私たちを見ている)、真っ黒で綺麗な毛並み、立派すぎる角。ズシン、ズシン。そして牛のバックに立ち込める白くて神秘的な霧。

 

ずしん、ずしん。なんか、大地が揺れている感じ。進行方向は、相変わらずこっち。

 

喋れば声が大きいと言われまくる私ですが(本当は声が通るねと言ってほしい)、流石に声は出さない方がいいなと判断。下手に動くのもよくないなと思い(というよりも怖くて動けない)その場に固まりました。

 

牛はどんどん近づいてきます。牛なんでもちろん笑ってもいません。常時ロックオン状態。

 

 

「え、牛が近づいてきてくれてる!可愛い!」

 

 

そう思えたらどんなに幸せだったでしょう。

 

しかし、冒頭でもお伝えした通り、私は極度のビビり。

 

そんなビビり渡部は、迫りくる牛を見ながらは、

 

 

「これってひょっとすると、人生最期の時?」

 

 

と思いました。それはもうかなり真面目に。深刻に。

 

牛はこちらにやってきて私たちをどう痛めつけるのだろうか…。噛まれちゃう、踏まれちゃう、蹴られちゃう…いやいや、あのたくましい角でアタックされちゃうか……併せ技でこられると痛いだろうなぁ…とか。結論、もうどうやったって痛そうな想像しか出来ない。

 

人生最期の瞬間って、もっとこう今まで歩んできた時間の中で楽しかったこととか懐かしかった思い出とかそういうものを思い出したかったんですけど、不思議と本気で追い詰められてる時ってそんな考えも出てこないものなんですね。走馬灯見てみたかったなぁ…

 

 

ずんずん、ずんずん、ずん。

 

 

牛が私の目の前で止まりました。しばし、互いを見つめ合う時間が。時が止まったみたいに牛も、私も動きませんでした。

 

 

牛が私の方にすっと屈んできてくんくんくんと私の匂いを嗅ぎました。そして、

 

 

 

ビクッッッ!!

 

 

突然体を震わせて、そのまま立ち去って行きました。

 

 

 

え、私のにおいってそんなに臭かったの…???

 

嗅いだ途端震えて逃げ出すとかちょっと失礼じゃない!?

 

 

 

一直線に私たち目がけてやってきた牛、一体あれはなんだったのでしょうか…。

 

 

実は牛が私たち目掛けてやってくる直前、私と友人はそこでお菓子を開けていました。しかも、ポテチ(綺麗な景色×ポテチは最高だろうと思ったんです)。

 

牛が立ち去ったあと、「牛はその匂いに釣られてやってきたんだろうね〜」、なんて友人と呑気に話しました。

 

 

 

 

終わってしまえばいやぁ、何事もなくて安心。

 

心からほっとしました。

 

毎日多くの観光客がくる場所の牛や馬たちなんだから、もちろんある程度人に慣れているとは思うんです。でも、人生で初めてあんなに大きな牛に迫ってこられた私はそれはもう内心大騒ぎ。どきどきしてワタワタして己の死期を感じた、スリル満点の体験でした。

 

 

そこから突然霧が晴れて、帰り道の景色は絶景!!車内に入り込んでくる風がとにかく気持ちがいいのなんのって!!!

 

 

 

 

いやぁ、生きてるって最高だな!!!!!

 

 

 

 

 

死の淵から這い上がった人はきっと、また1つ強くなります。次は牛や馬たちと一緒に、絶景見ながら野原を駆け回りたいです!!また行きたいな!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【 拝啓  あの時の牛さんへ 】

 

牛ちゃん、わたし本当はね、牛ちゃんとお友だちになりたかったんだ。可愛いねって撫でて、一緒に写真を撮りたかった。でもね、初めてあんなに近くに牛ちゃんが来て「怖い」が勝ってしまった…。今はまだまだ怖いが勝ってしまうけど、この島にいる間に絶対に友だちになって可愛がりたいなって思ってます。また絶対絶対会いに行くからその時は一緒に絶景をみてください!!その時はいい柔軟剤使っていくから、私の匂い嗅いで逃げるのはやめてください!!ではまた!

 

敬具

 

この記事をシェア!

一覧へ戻る

最新記事