2021.08.27
こんにちは、わたなべです。
前回の記事からもう2週間近く経ってるんだなぁと思うと、毎日が過ぎていくのはとにかくはやいですね。日々力強く、真っ直ぐに生きていきたいものです。
あ、ちょっと聞いてください。最近嬉しかったことが!こちらご覧ください!
海士町の地域通貨・ハーンです!!!!!
海士町に来て5ヶ月目、ついに満を持してハーンデビューします!
あいにくハーンに関してはほとんどなんの知識もないペーペーなのですが、譲り受けたハーンが綺麗なピン札で、しかもかすかにかおる新札の香りも嬉しくて、更に更に同じ額でも現金の時よりお札の量が多くてほくほく、一気に大富豪気分です(単純な性格、万歳)!!
今まで人が使っているハーンを見てもなにも感じませんでしたが、これがマイハーンになると突然お札に印刷された八雲さんがかっこよく見えてきてどきどきしてきちゃうから不思議です。ハーンの扉、開いちゃったかもしれません。
直近の目標は、職場の近くでハーンを使いまくって港にプチハーン革命を起こすことです。楽しみ!きっかけをくれた友人に感謝です。
前置きが少し長くなっちゃったんですけど、こっからが今回のメイン。
8月ももう終わりに差し掛かっていますがこの夏またひとつ、忘れられない出会いがありました。出会いがあるということは別れはつきもの。先日ばいばいをしました。
一緒にいた時間は本当に短かったけど、毎日とにかく濃すぎる日々だったので、
「え、やばい泣いちゃうかも……」
実はお見送りする前は泣いちゃわないかが心配だったんです。
そしていざ、泣いちゃいそうなお別れの日。
離島する多くの人は普段、大きな隠岐汽船の船(海士町と本土をつなぎます)に乗って島を離れるので、みんなで紙テープと蛍の光でお見送りします。しんみりあったかじんわり空間になります。
本来であれば、です。
その日、私は初めて友人を内航船で送り出しました。
内航船は隣の島と海士町をつなぐ小さな船で、主に島民の人たちがお仕事や学校への通勤通学で島を行き来する際に利用します。
えーっと、何が言いたいかというと内航船でお別れするパターンなんてほとんどないぞってことです。
それでも友人は頑なに「内航船で帰る!」というので、
私たちはお見送り~内航船スペシャルバージョン~(紙テープはあるけど蛍の光は流れない)で友人を送り出しました。
内航船を運転するお兄さんたちの指導の下、紙テープをセットしいざお見送り。
友人を乗せた船発進!!
大きな隠岐汽船の船であれば、船が陸を離れるタイミングで蛍の光が流れてじっくりゆっくり船が出発します。徐々に紙テープが巻きあげられていく中でみんなが口々に感謝の言葉や思い思いの言葉を口にして。最後の最後まで別れを惜しみます。その時の空気感や雰囲気って言葉に表し難い。心が強く揺さぶられます。
が、友人が乗ったのはなんてったって内航船。通勤通学利用が多い朝の時間帯、スピード重視の運転です。あっという間に、友人を乗せた船は隣の島に向かって遠くに行っちゃいました。体感、1分弱。
え、内航船速すぎん?
一応、
「ありがとう!!!!!またね!!!!!」
とそれっぽいことは叫びましたが果たして聞こえているのやら。
驚くほど一瞬で悲しむ時間もしんみりの余韻もあったもんじゃない。こんなさっくりしたお見送りは初めてです。
初めてすぎておかしくて笑いました。友人が船に乗る時も、船が出発する時も、船がどんどん離れて小さく見えてくる時も。終始みんなでずっとずーーっと大声で笑っていました。いつもおもしろくてよく笑ってる友人にぴったりのお別れの仕方だったかもしれません。
聞くところによると、内航船でお見送りをすると島に帰ってくる確率が上がるんだとかなんとか(諸説あり、です)。ということは、きっと友人はすぐ島に帰ってきますね。これは確信です。そんな気しかしません。
お見送りの際の素敵写真を共有したいのですが、あいにく写真を取り忘れたのでみなさんの想像にお任せします。(ここで言うのはなんですが、一緒にお見送りしたメンバー、私に写真をください!!笑)
色々書いちゃいましたが、ぶっちゃけ正直とっっっても寂しい!!
寂しい!寂しいけど不思議とそこまで悲しくないなぁと。
たった数十日の共同生活だったけど、
「この関係はお互い離れてもこれからもずっと続いていくものだろうなぁ」
心の中でそんな確信があるからかもしれません。
次どんなところで再会するかが今から楽しみです。
色々あった海士町で過ごした初めての夏、また1つ大好きが増えました。
相変わらず今日も暑いので、オレンジジュースでも飲んで1日を締めたいと思います。
ではでは、またお会いしましょう。
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