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2022.02.19

官と民から水産業を知る【わたし、島で働く。】

こんにちは!「わたし、島で働く。」連載企画。
今回は、10月~12月に島体験生として海士町役場 半官半X特命担当で働く竹内 勇飛さんにお話を伺いました。

 

竹内さんは、4月~6月の島体験生だった伊藤永遠さんから島体験について話を聞き、島ならではの生活に惹かれ、島体験に参画されました。

 

 

お話を聞いた人:竹内 勇飛さん
22歳(取材当時)。愛媛県出身。以前の島体験生の紹介で島体験を知り、2021年10月から島体験に参画。

 

 

▼伊藤永遠さんの「わたし、島で働く。」はこちら


 

役場と現場の両方から水産業を知る

海や魚が大好きで、毎日のように釣りにでかけていた竹内さん。一方で日本全体の魚の消費は年々減少していることを知り、水産業の現状を理解するため、半官半X特命担当で水産業に関する業務を行っていました。

 

しかし、なぜ海士町役場 半官半X特命担当という行政から水産業に携わることにしたのでしょうか。

 

それは役場での業務と水産業の業務の両方に携わることで、自分にはどんな仕事が合っているのかを両側面から知りたいからということでした。

 

竹内さんは海士町役場での業務と、水産関係の事業所での業務を行っていました。自分で挑戦したいことを決め、自ら連絡をとり、興味のある仕事の幅をどんどん広げていく、そんな姿が印象的でした。

 

仕事内容

 

 

①事務作業
未来共創基金や水産に関する事務作業。

・未来共創基金チャレンジフォーラムの広報

 

 

 

②水産に関する仕事
飯古建設有限会社の定置網事業部の漁のサポート
 (網掃除や魚の選別、網の修理・洗浄など)

海士町漁業協同組合直営 大漁での勤務
 (出荷のための計量・箱詰め、魚の下処理、お客様の対応、水産加工)

・水産振興のための販促活動
 (魚の情報を紹介しているポップ作成)

 

大漁での業務では、魚のあらゆる情報を紹介をするポップを15枚ほど作成しました。大漁で様々な魚を知れる場所にしたいという想いが詰まっています。

 

「どなたかが、ポップをSNSに投稿してくださったみたいで、それを見たお客様が実際買いにきてくださいました。自分が好きな水産業だからこそ、楽しいことも多かった一方で、実際に漁師さんの声を聞いて厳しい現状を目のあたりにすることもありました。

 

市場が縮小されているなどの厳しい現状に立ち向かい続けると、苦しいことも多くなると思いますが、どこかで水産業の力になりたいです。」(竹内さん)

 

実際に漁師のみなさんと働き、自分にできることを探したという竹内さん。

 

「漁に出てみて初めて、捨てられる魚(未利用魚)があることを知りました。町内のみなさんも解決しようとアプローチしているけれど、すごく難しい問題で。まずは魚を食べてもらって、課題があることを知ってもらいたいと思いました。」(竹内さん)

 

そんな中で、魚のさばき方をしらない島内の方向けに、海士町のケーブルテレビ局「あまチャンネル」で、魚さばきのレクチャーを撮影しました。

 

「大人の島留学生や島体験生を含め、Iターンの方がたくさんいる島なので、さばいたことのない方にまずは、気軽にさばけることを知ってもらうことにしました。」(竹内さん)

 


 

行動が次のチャンスにつながる

3か月間、半官半X特命担当の一員として、行政・事業所の両側面から水産業に関わってきて、半官半Xという両側から現状を知ることができる環境が改めてよかったそうです。

「行政と現場の見方の2種類を知り、現場を経験しないとわからないことも、役場にいないとわからないこともある。経験したことでわかる辛さを知りました。

 

自分が両方に入ることで相互作用できる関係性を築く存在になれていればうれしいです。」(竹内さん)

 

興味のある水産業に挑戦し、自ら一歩踏み出して働き先の幅を広げていった経験から、3か月が経った今、失敗を恐れないようなったと竹内さんは話します。

 

「以前までは考えすぎることが多く、遠慮がちでした。最近は、考えることもほどほどにして、行動に移すことを意識しています。

 

仕事を経験していくとやりたいことがどんどん見つかってくる。それが一歩踏み出す支えになっていました。未利用魚の問題も漁に行かないとわからなかったことですし、大漁での勤務がなければ、さばき方を撮影することもなかったと思います。動いたことでいい結果になり、次のチャンスを生み出せました。」(竹内さん)

 


 

改めて水産業に関わりたい

竹内さんに、島で働くことで大切にしていることをお聞きしました。

 

「人との関係性を意識しています。知り合いの方を見かけたら挨拶をする。お世話になった方に顔を見せる。もし、挨拶してもいいのか迷ってしまう場合でも、挨拶をする。間違えばそこからコミュニケーションも生まれると思っています。少しのコミュニケーションを大事にしていました。」

 

海が近くにあって、朝釣りして、仕事して、シェアメイトと美味しいご飯食べて、寝る。この生活が自分にとって1番楽しいことだと話す竹内さん。

 

魚が好きだからこそ、お客様にもおすすめできる。改めて水産業が好きだと感じれた3か月間だったそうです。

 


 

おわりに

今回は、半官半X特命担当で働く竹内さんにお話を伺いました。竹内さんはインタビュー中だけでなく、研修などでも未利用魚問題のことを語っている姿が印象的でした。実際に現場でその問題を感じたことで想いをもって、取り組むことができていると思います。動くことの大切さを改めて感じることができました。

 

また竹内さんの海士町でのオススメ釣りスポットは、秋のレインボービーチ(菱浦地区)だそうです。みなさんもぜひ、釣りに挑戦してみてください!

 

現在、竹内さんは島体験を修了し次のステップに進んでいます。
竹内さん、今回は貴重なお時間とお話をありがとうございました。

 

(インタビュー:清瀬  文:嘉根)

 

 

 

 

 

 

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