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お知らせ

2021.01.13

デザインで島前に恩返ししたい【わたし、島で働く。】

こんにちは。大人の島留学編集部です!
 海士町は大寒波の影響を受け、数日吹雪が続きました。編集部員のシェアハウスの水道管も凍結してしまうハプニング(泣)寒い日が続きますが、体調に気をつけて暖かくして過ごしましょう☺️

 さて、今回は、海士町役場総務課情報政策係、大人の島留学事務局広報担当として働く東瀬戸菜奈さんのインタビューをお届けします。東瀬戸さんは、海士町公式LINEアカウントのメニュー画面のイラスト、島でよく見かけるポスターの作成も担当しています。ちなみに、大人の島留学編集部のアイコンに使われているロゴも、東瀬戸さんが作成しました!

 

今回は、そんな東瀬戸さんの仕事内容や仕事への想いなど、たっぷりお聞きしました。

 

目次

 

1.東瀬戸さんと彼女の仕事内容

 

 まず、東瀬戸さんと彼女の仕事内容についてご紹介します。東瀬戸さんは、主な仕事として、大人の島留学のウェブサイトの作成、役場内から依頼されるイラスト制作、ポスター制作などを行っています。例えば、海士町公式LINEアカウントのメニュー画面イラストの作成、町主催のスポーツイベントのポスター作成などです。
 LINEメニューの作成に関しては、東瀬戸さんの大人の島留学日記もご覧ください!

 

 

 

 

 

お話を聞いた人:東瀬戸菜奈(ひがしせと なな)さん
大学3年生(取材当時)。兵庫県出身。隠岐島前高校へ島留学。高校卒業後、デザイン系の専門学校に進学し、卒業後も同じ分野が学べる通信過程の大学に編入学。大学の授業を受けながら、2020年10月から大人の島留学生として島根県隠岐郡海士町での移住体験をスタート。

2.インタビュー① 得意も苦手もまずやってみる

 

ーまず、大人の島留学をしようと思ったきっかけについて教えてください。

 

東瀬戸:私は専門学校を卒業した後、通信教育部でデザインの学びを深めることにしました。専門学校に入学した頃、たくさん自分の作品を販売するイベントに出たり、多様なコンテストに応募する気満々でした。しかし、いざ通ってみると授業やインターンなどで慌ただしい日々が続き、何かの片手間に合間を縫ってイベントに参加したりはできましたが、結構ドタバタで、、。じっくり時間をかけて制作して、イベント出て、いろんなコンテストに出て、と自分の納得のいく形でのチャレンジを重ねることは難しかったです。そこで、あと2年、また違った世界でデザインの学びを深めたり、通学部でないからこそ自分で計画立ててという時間をどう使えるのか試してみたいなと思い、通信制の大学に編入することにしました。今年の4月から通い始めた通信と並行して、八百屋さんでアルバイトをしていました。そこで、ロゴや名刺を依頼いただき制作させて頂くなかで、仕事としてデザインを実践して社会の人に見てもらう機会を得るってとても大切なことだなと思いました。バイト終わり、Instagramのストーリーを流し見ていると「大人の島留学」という制度のことを知りました。個人的に制作するだけではなく、仕事としてデザインの仕事を請け負う経験をしたいな、自分が高校時代にお世話になった島前地域で少しでもデザインの学びを生かしてお役に立てたらいいな。一旦どんな制度なのかお話を聞いてこの2年のどこかで参加してみたいなと思いました。
 

そして、役場の担当職員さんに連絡しました。当時は、すぐに行く予定は全くなく、なんとなく来年くらいから行こうかな〜とか考えていましたが、「再来週はどう?」との日程提示を受け、別のインターンが終わった次の日に荷物をまとめて海士町に向けて出発しました(笑)

 

ー次の日(笑)せわしないですね!東瀬戸さんの思いと今の仕事はどのように結び付いたのですか?

 

東瀬戸:仕事を決める際の面談の時に、自分が学んでいるグラフィックデザインやwebデザイン、イラストを生かせる仕事がしたいと伝えました。そこで、まず、いただいたお話が大人の島留学のロゴ・ホームページ作成です。現在は役場内の情報政策係に所属して、役場内でのデザイン関係の仕事にも取り組ませていただいています。

 

ー今のお仕事は、島に来る前に思い描いていたイメージ通りでしたか?

 

東瀬戸:はい。イメージ通りです。むしろ、想像以上です。上司が担っているなかのいくつかのお仕事((※)あまとめ・海士町公式ロゴマーク等)の会議に同席させていただいたり、LINEのイラスト、大人の島留学公式webサイト、島内ポスター、大人の島留学広報物、、、こんなにも幅広いお仕事に携わらせていただく機会を頂き、嬉しいです。毎日緊張感、責任感を持ちつつも楽しく自分の仕事に取り組めています。

(※)あまとめ・・・島まるごと、総まとめ。「あまとめ」は、海士町に関するあらゆる情報を集めた、海士町役場公式のまとめサイトです。島の情報発信と交流促進を目的に運営しています。(引用元: あまとめ


ーその緊張感は、仕事をする上でのメリハリに役立っていますか?


東瀬戸:はい。スピード感は持ちながらも丁寧にどれだけ制作できるか。スケジュールを意識しながら、相手の期待を超える成果を出せるかどうかを考えています。

 

 

ー業務の中で、自分に裁量があるお仕事と、決まったものを依頼者のイメージ通りに作るお仕事があると思うのですが、どう対応していますか?


東瀬戸:そうですね、私は柔らかい雰囲気のデザインが得意であり、依頼されることが多い一方で、かっこよくて熱を感じるような雰囲気のデザインを依頼されたり、自ら製作することはほぼありませんでした。大人の島留学中に、初めてスポーツ系のポスターを制作させていただく機会を得たのですが、表現の仕方に苦戦しました。ですが、お仕事として自分が苦手とする分野を受けたことで、締め切りがあるからこそ、難しいな〜と手を動かすのが遅くなることもなくいろんな素材、表現を見てとにかく作ってみる!という経験が出来ました。自分のデザインの幅を広げる良い期間になり、とても勉強になりました。

 

ー東瀬戸さんは、仕事をしながら勉強になるなと思うことが多いですか?


東瀬戸:めちゃくちゃ多いです!毎回、今の自分の100%の力で、絶対納得のいくものを作ります。でも、今まで、月日が経っても私の中でのデザインランキング不動の一位!完璧!というデザインが作れたことはないです。制作が終われば製作中を思い返して少しづつ反省し始めて、次に改善しようと考えることだらけです。つまり、自分に実力が足りていないと言うことですよね。なので、以前よりも幅広いテイストの町にあるポスターや各所にある公式LINEアカウントのPRポスターなどを制作者の立場になって観るようになりました。

 

ーなるほど。自分の守備範囲以外も見るようになったんですね。


東瀬戸:はい!見る幅が広がったので、吸収しているものもきっと増えていると思います。多様な仕事に取り組ませていただくことによって、視野が広がっているのは強く感じますし、苦戦しながらもしっかり形にして発信してみるのがいいなあと思っています。

 

ー仕事に対する感度が上がっているのは、これからの役にも立ちそうですね。


東瀬戸:はいそうですね。いい機会を与えていただいているなあと思っています。

3.インタビュー② 海士町らしさ…

 

ーここからは、東瀬戸さんが仕事を通して感じたことについてお伺いしたいと思います。東瀬戸さんは、仕事を通して、自分が変わったことや良い気づきだなと思ったことはありますか?


東瀬戸:海士町には、私が作ったものに対して積極的にご意見を伝えてくださる方がたくさんいます。相手の意見を素直に受け入れることはもちろん大切です。でもそのまま何も考えず言われるがままアドバイス通り全部変えるのではなく、一意見としてまずは受け取る。そして改めて見直して、変えるべきだ、変えずに進めるべきだという判断を自分で下せることが大切だなと考えるようになりました。

 

ー以前いた環境(学校)と比べて、ちょっとした気づきを伝えてくれる人が増えたのですか?


東瀬戸:はい。以前いた環境にもアドバイスをくれる人はいましたが、同じ専門分野の勉強をしている仲間なので、見ている視点が似ていることが多くあります。と言いつつも同じ分野を学ぶ友達の意見はすごく参考になります!しかし、デザインを専門にしていない方からのアドバイスもいただけることで、より様々な視点からの気づきを得ることができています。

 

ーお話を聞いていると、東瀬戸さんのやりたいことが仕事を通してできているなあと感じます。東瀬戸さんのお仕事をする上でのモチベーションはなんですか?


東瀬戸:今までだったら、授業の中で作った作品を学内で見てもらったり、個人で作ってインスタで公開したりというだけでした。海士町に来てから、ポスターを町中に貼ってもらったり、LINEのメニュー画面に自分のデザインやイラストを出してもらったりなど、実際に社会の中に発信するものを作る機会をいただきありがたいことです。実際に見ていただいた方からの「可愛い」とか「柔らかいタッチがかわいい」など反応を頂けることが原動力になっています。その作品をきっかけに過去の作品にも関心を持ち、見てくださり、応援していただけることほど幸せなことはないですね。

 

ー見てもらえていることが原動力になっているのでしょうか?


東瀬戸:はい。なっていますね。一つ、嬉しかったことがあります。私が高校時代からお世話になっている方や地域の商店の方が掲載期間の終わったポスターを持っていてくれていたんです。地域の方が「イベントは終わったけどお天気の日にもう一回貼り直して写真撮ろう!」って言ってくださったり「下にななちゃんの名前書いてあるから、ポスター貰って家に持って帰ってきた!」と私の母に連絡をしてくださっていたり(涙)本当に優しくてあたたかい世界です。

 

ーえ!ポスターって時期すぎたら捨てられるイメージなのに…

 

東瀬戸:そうですよね。普通は期間さえ終われば捨てられるものなのに、持ち帰っていただけるなんてすごく嬉しかったです。高校の時からお世話になっている大切なみなさんに、少しでも成長した?姿を見ていただく機会を得られて良かったなあと感じます。

 

 

ー最後に、少し視点を変えて、仕事をしている中で感じる、「島で」働く、「島で」仕事をすることに対してどのような印象を持っていますか?


東瀬戸:私が、突然目の前に短期間のスケジュールとともに現れた仕事やイベントに対して「こんなにも突然いろんなことが増えたり始まったりすることあるんですね」と驚きと焦りから発言してしまったことがあります。その時、私の上司が「いろんなことが急展開で始まったり、進んでいくのはこの島特有のことかもしれないね。この急展開な毎日に対応できるようになるといいよ」と仰っていました。私がまだ知らなかっただけでこれは、仕事をする上で当たり前なことかもしれない。とにかく、スピード感を持って、丁寧に制作することが日々の仕事を通して大切だと感じています。また、最近は、仕事が充実していて楽しめていることは確実なのですが、仕事以外の学業、制作活動との両立が上手く計れていないことを痛感します。私自身が効率よく全てをこなし、仕事・学業・制作活動の両立ができる人間になることに越したことはないです。頑張ります。ですが、大人の島留学生として働く中で上手な働き方を身に付けたいと考えます。

 

ーそれは、いろいろやってみないとわからないことですね!忙しいからこそ考えないといけないことだと思いますが、そうすることでより質の高いものができると思いますし、成長の本質的な部分に近づけそうです。どれが自分にとって良いかのかどうか、その選択の数をこなすことを通して考えていくのが大事かもしれないなと思います。

 

4.おわりに

 

 今回、お話を伺う中で、東瀬戸さんの勉強熱心さや仕事に対するワクワク感を強く感じました。今回、印象的だったのが、インタビューをする中で多く出てきた「楽しい」「勉強になる」この2つの言葉です。大人の島留学をチャレンジの場として、日々精力的に仕事に取り組む東瀬戸さんから編集部員もエネルギーを貰いました。
東瀬戸さん、貴重なお時間と素敵なお話、どうもありがとうございました。

 

 

 

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