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2021.07.01

葛藤しながら進んだ3ヶ月。【わたし、島で働く。】

 

「島体験」は、島の暮らしを考える3ヶ月インターンシップ制度です。
現在、「島体験では具体的にどのような仕事があるの?」というお問い合わせをたくさんいただいております。そこで、大人の島留学・島体験編集部が実際に仕事現場に行き、仕事の様子や仕事への思いをインタビューしてきました。多種多様な島体験生の仕事をご紹介する企画『わたし、島で働く。』をお届けします。

 

こんにちは!大人の島留学・島体験編集部です。

 

今回は海士町役場半官半X課で働く金野翔太くんにお話しを伺いました。
金野くんはコロナ禍で留学が中止となり、日本でローカルな視点を得ようと島体験に参画しました。「自分がやってないことはなんでもやりたい」と4月にできたばかりの半官半X課を希望し、上司の方と半官半X課の立ち上げに取り組んでいます。

 

お話を聞いた人:金野翔太(こんの しょうた)くん

21歳(取材当時)。千葉県出身。横浜の大学に通い、4年次を休学しローカルの視点を得るために、2021年4月より島体験に参画。

 

金野くんの仕事内容

 

-まず最初に仕事内容を教えてください

 

海士町役場の半官半X特命担当というところで働いています。この課は今年できた新しい課で、日本に前例がないので、その立ち上げに携わらせていただいています。
具体的には、まず役場内のほとんどの課にヒアリングを行っていました。その目的は2つあって、1つは、他の課がどういう問題を抱えているのか、そこに自分たちがどう連携していけるのかを聞くことです。もう1つは、半官半Xという概念自体ができたばかりで、役場でこの概念がまだ浸透していないので、それを一緒に考えてもらう「広報」的な役割も担っていました。
そのヒアリングを最近までやっていて、今は半官半Xのモデルケースとして自分が色々な現場に入っています。午前中は常識店やB&Bあとど、株式会社海士でホテルの備品整理に行って、午後は役場で課の仕事をするという、実際に半官半Xの働き方を試してみるということをやっています。

半官半X課:役場職員が庁舎内で公務員としての仕事(官)だけでなく、現場に足を運び、町民とともに様々な仕事(X)をし、語り合う中で現場の課題を一緒に解決する力を身に着けていくことを目的とした働き方を目指している課
ないものはない 海士町公式 noteより)

 

-半官半X課を選んだ理由はなんですか

 

島に来た理由は、自分の知らないことを色々やってみたかったからでした。中でも半官半Xには、自由な環境とアクティブな雰囲気を感じて、主体的に色々な現場へ動けると思い、所属を決めました。あとは「半官半Xの概念を作り上げていく」という業務に携われるのは日本でどこを探してもこの海士町だけで、また課の立ち上げという0→1の仕事に強い関心を持ち、ここしかない!と思って応募しました。

 

左:半官半X課で共に働く大人の島留学生の山名さん

 

インタビュー① 自分のためより誰かのため

 

-島体験を始める前と後で変化はありましたか

 

少し自分のマインドが変わったなと思います。今は自分のためより誰かのためにという考えに変わってきています。
最初の研修では「3ヶ月では、大きなことは何も出来ない」とよく言われていました。だからこそ自分は、「3ヶ月間自分のやりたいことさえできたらいいや。小さいことくらいなら成し遂げているだろう。」みたいな想いで、研修を受けました。しかし、実際始めてみると、2カ月かけてやっと色々なヒアリングが終わり、今やっと少し現場に出始められたくらいです。「半官半X課の立ち上げ」という大きな動きの中の本当に少しにしか貢献できていない事への悔しさと、「もっと半官半X課へ貢献したい」という想いが強くなっており、自分の仕事に対する心境が変化している様に感じます。
そして、研修や仕事を通す中で、自己分析がさらに深まっており、次にどういう自分を目指せばステップアップできるかをアドバイスしてくれる方々も多くいます。そこを目指そうみたいなマインドが出てきているのは少しは成長かなと思うけど、まだ実際に大きく変わっている実感はないので、まだまだこれからですね。

 

 

インタビュー② 動いてから考える

 

-では、仕事を通して、学んだことや気づいたことはありますか

 

自分は考えてから行動するタイプだけど、海士町全体の雰囲気として、先に動いてから考えるタイプの人が多くて、その順序づけに関しては学びでした。今も自分のwill(やりたいこと)とは違う現場に行くこともあるけど、実際に行ってみたら色々な人とのつながりもあるし、現場の声もたくさん聞けて、自分で考えてから行動していたら出来なかった経験だなと思います。

 

-動いてから考えるということに悩んでいた印象なんですが、抵抗はなかったんですか

 

自分の得意なことや強みとは真逆の行動様式なので、抵抗やストレスはありました。でも、それによって得られる経験や学びはすごいあったので、今ではこの抵抗感も成長や学びの糧として、受け入れています。

 

-今の仕事に対するモチベーションはなんですか

 

今の仕事に対するモチベーションは、「半官半X特命担当の力になりたい」という想いです。ストレスやもやもやすることは自分が変われないことに対するもので、半官半Xの仕事に対する不満は全くなくて、むしろ楽しいです。0から1を作っていく経験は今までしたことがなかったのですが、すごく裁量を持たせてもらって色々な仕事をさせてもらっているので、もっと頑張っていきたいというモチベーションはあります。あとは、半官半Xの方たちがよくしてくださっているので、上司の方たちの力になりたいと思って仕事をしています。

 

 

インタビュー③ 働かせてもらっていること

 

-みんなに聞いているんですが、「島で働く」ことに対してどう思っていますか

 

想いとしては、海士町のために自分ができることは何かないかなと思っています。まずは働かせもらっている、雇われているという意識があるから役場のmustや町が抱えている課題に関してできることはなんでもやっていくというスタンスがあります。そこに自分がやっていきたいことを乗っける感じでいますね。

 

-その意識、大切ですよね。では、最後に島で働くことも踏まえてこれから島体験に来る方たちに向けてアドバイスはありますか

 

留学という文字を聞くと自由に自分のwillをやれるみたいな印象を持ってしまって、ギャップを感じてしまうこともあると思います。でもあくまでインターンなので、研修とかでもよく言われているけど、職場からでるmustに自分のwillを上乗せしていくスタンスは必要だと思います。

 

-どうもありがとうございました。

 

おわりに

 

今回は海士町役場半官半X課で働く金野翔太くんにお話しを伺いました。金野くんは自分の強みやスタンスとは違う動き方や考え方をアドバイスされ、葛藤しながらも成長していっているように思いました。そこから自分の成長のために苦手なことも挑戦していくことの大切さを感じました。
金野くん、貴重なお時間と素敵なお話をありがとうございました。

 

 

 

 

 

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