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2021.08.13

手を動かすことで学びが増えていく

第2回!大人の島留学 修了生にインタビューを行いました!

今回、インタビューを引き受けてくださったのは、大人の島留学運営事務局のスタッフとして働いていた岩見しおりさん。2020年9月~2021年3月に大人の島留学を経験し、現在は関東のIT企業に勤めています。

以前「わたし、島で働く」でインタビューをさせていただいた際には、大人の島留学に応募した理由、学んだことについてお聞きしました。

今回は、今活かされていること、実際に島に住んでみて感じたことなどについてインタビューさせていただきました。

 

 

岩見しおり さん
23歳(取材当時)。鳥取県出身。2018年の夏に大学のゼミで海士町を訪れたことをきっかけに、ゼミ活動以外の時間も含め、毎年何度も来島しながら島内で繋がりをつくっていた。2020年9月より大人の島留学生として、大人の島留学運営事務局スタッフとして働き始める。現在は、IT企業に勤めている。

 

 

 

ーお仕事はなにをしていましたか?

 

大人の島留学事務局のスタッフとして働いていました。大きくわけて3つの業務を行っていて、

1つ目はシェアハウス周りのハードの整備(空き家清掃)や備品管理、
2つ目は大人の島留学生の全般的なサポート(気軽な相談相手になることも)、3つ目は大人の島留学の広報(主にnoteの記事作成・管理)をしていました。

 

ー大人の島留学をしてみてどうでしたか?

 

大人の島留学を経験し、2つ印象に残っていることがあります。

一つ目は、大人の島留学に集まる仲間が面白かったこと、2つ目は、一緒に仕事をさせていただいた島の大人のみなさんの背中がかっこよかったことです。

1つ目については、他の大人の島留学生みんな、生き方や性格がそれぞれ違う面白い人が集まっていて楽しかったです。

大学ではない場所で、同世代のみんなと過ごすことができて、良い経験になりました。本当に行ってよかったです。

 

 

シェアメイトたち

 

 

また、一緒に仕事をしていた大人の方々の背中を見て、学ぶことがたくさんありました。上司のみなさんは、身の回りの社会や島に対する熱量がすごいです。

 

島の未来を描き、その描いた未来像に着実に近づいていく行動力やコミュニケーションの仕方など、とても勉強になりました。

例えば、上司のみなさんがコミュニケーションをとる時に共通点がありました。しっかり相手のことをよく見て、その相手にとって心地よいコミュニケーションを心がけていらっしゃったところです。

「目の前にいる人を大切に」と大人の島留学の研修で教えていただきましたが、研修中の言葉だけでなく日々の仕事の場面から大切なことを背中で伝えていただきました。

それ以外にも、日々いろいろなところに学びが転がっていました。人生において尊敬する方の周りで働けて本当に良かったです。

 

 

ー島で暮らしてみてどうでしたか?

 

今住んでいるまちと比べて違うところがたくさんあります。

特に島で暮らしてみて自然や人など、そこにあるものを目的化しない、手段としないことが大切だなと思いました。言い換えると、目の前の人やモノに感謝する、大切にすることが大切だということを学びました。

例えば、都会であれば大抵の場合コンビニの店員さんに対して「お礼をしっかり言わなきゃ!」と考えることは少ないと思います。

コンビニの店員さんは、商品を売る人、サービスを提供する人であって、私は商品を購入する際に会計のサービスを受ける人の関係性の域を出ないと考えられます。

 

 

リモートで取材中の様子。

 

 

しかし、島では特に、資本経済的な関係性の前に、まず人と人なので、島の商店の店員さんにお礼をきっちり言えないのはやっぱり人として良くみられません。(都会だと、挨拶できることはプラス要素になる気がしますが、島だとそれは当たり前だと感じています)

島の人と人との関係性の中で、1人の人間として、今まで以上に礼儀とマナーを考えるようになったと思います。

 

ー島で暮らしてみて、島でのおすすめポイントはありますか?

 

夏の多井地区の海岸が静かで、きれいで、おすすめです!

 

あと、たくさん料理に挑戦してみるのもおすすめです。商店のが閉まる時間が比較的早いので、夕飯などは家で食べることが必然的に多くなると思います。

作ったことのない料理に挑戦したりなど、お金払って得るサービスとして享受できない分、自分で新しく何かに挑戦し、何かしら新しいことを習得してみるのもいいかなと思います。

 

ー働くときに意識していたことはありますか?

 

やるべきことを丁寧にやっていくこと、手を動かし続けることを意識していました。


例えば、noteを使って広報をしていたので、記事の目標閲覧数を設定し、そこから、毎日のタスクを決めて、日々コツコツと更新していました。

また、ただ目の前のタスクをこなすのではなく、それをなんのためにやるのか、これをやることで何が達成されるのかを考えた上で、働いていました。
ただ、与えられた仕事をするだけなら簡単ですが、それ以上の価値を出すには、

 

・自分がやるべきタスクの上にある事業の目的とその理由を理解すること
・それを達成するための定性的・定量的な目標を理解すること
・それをチームで共有すること

 

 

が必要だと学びました。

 

「私はどこを向いてこの仕事を行っているのか、それが目的達成のためどのように役立つのかわからない、自分の仕事に自信が持てない」と仕事中、よく迷子になっては上司と仲間を困らせていました。

しかし、この視点が持てるようになってからは、自分の仕事に自信が持てるようになり、自らアイディアを考えて行動できるようになりました。

noteの閲覧数を伸ばすためになにができるのか、質問項目やレイアウト、写真も他の記事を参考に調べたり、noteを読んでくれた島留学生にフィードバックもらったりと、工夫して自分で考えて行動していたと思います。

 

ー今の仕事に対して活かされているところはありますか?

 

活かされているなと思うことは数えきれませんが、おおきくわけると3つあります。

1つ目は、挨拶を欠かさずすること、感謝をすること、お礼を言うこと、他人をリスペクトすることなど、人間として大切なことです。社会人になってさらにその大切さを痛感しています。

 

2つ目に今の自分のタスクが目的や目標のうちどのフェーズ(段階)にあるのかを意識することです。目的達成のために目標があり、その目標の達成のためにタスクがあると思っていて、

自分がやっていることに意味を見いだし、進むべき道がはっきりわかっている状態にしておくと、そのタスクをこなせば目標に近づいていることがわかり、不安になることが少なくなるのだなと感じています。

 

例えば、現在、私は法人向けの新規営業をしています。見込み顧客になりそうな企業様に営業メールをお送りし、アポを獲得する業務をしていますが、結構骨が折れる業務です。

 

送付先企業をリストアップし、営業メールを1件ずつお送りする作業は、とにかく手を動かさないと進みません。

 

ただぼーっとやっていると単純作業で辛いだけですが、何を目的に行うのかを意識し、1日の送信数や、送付メールの内容見直し日などの目標やルーチンを設定するようにしました。

一見地味でつまらない作業ですが、抽象と具体を行き来する思考で仕事に臨むことで、今、充実した気持ちで仕事ができています。

 

 

空き家掃除中

 

 

3つ目に、ちょっときつい言葉かもしれませんが、「人のせいにするな自分に文句を言え」の姿勢です。

例えば、仕事をしているときに情報共有がされていなかったことがあったとしても、その時に情報共有を怠った相手に文句を言うのではなく、聞かなかった自分の反省も行うこと、情報共有不足が起きないような提案を自分から行うことが大切だなと思うようになりました。

“自分事化すると成長がはやい”というのはよく海士町にいる間に聞いていた言葉です。

実際、今の会社に入ってからも上司から「仕事はいかに自分事化できるかどうか」と言われています。海士町での学びは間違ってなかったなーと思ったりします(笑)

 

ー大人の島留学の思い出の中で忘れないなと思う経験はありますか?

 

島を出る直前に、お世話になっていた地域の方が送別会を開いてくださって、その時に「しおりちゃん行かないで」と泣きながら言ってくれことがすごく心に残っています。泣いてくださるほどの存在になれていてうれしくもありました。

 

今夏は、コロナ感染防止の観点から海士町に帰れないので、残暑見舞いをお送りしました。今もこうして関係性が続いていることが嬉しいです。

 

 

ー大人の島留学を検討している方に向けて、一言お願いします。

 

大人の島留学では、頭で考えるだけでなく、自分の手と足で行動することが大事になってくると思います。

島に来てみて、手と足をたくさん動かせば動かすほど学びが増えると思っています。圧倒的な実践の中でぜひ、挑戦をしてみてください。

 

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岩見さんありがとうございました。
ほかにも大人の島留学修了生のインタビュー記事がございますので、ぜひご覧ください。

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